• 歯型をとる必要がないため低年齢からでも使用可能
• 顎の位置の改善を早期に試みることができる（上顎前突・下顎前突）
• 歯列の受動的な拡大が期待でき前歯部の叢生（ガタガタ）の改善につながる
• 口腔周囲筋の正しい動きのトレーニングができる

プレオルソのメリットは、不正咬合ごとに装置の型があり、また熱可塑性のため熱を加えることで調整が可能なため、装置製作時に患者さんの歯型をとる必要がないということです。そのため低年齢時でも矯正治療を開始することができます。また早期に上顎前突や下顎前突の改善、受動的な歯列の拡大によって叢生（ガタガタ）の改善を試みることができます。

＊プレオルの使用で全ての不正咬合が改善するわけではありません、早期に矯正治療を開始することが必要な症例（受け口や口腔筋機能不全）の患者さんにのみ当院では使用いたします。

• 決まった時間装着してくれないと何の効果も出ない
• 一歯ごとに歯を動かせるわけではない
• 舌癖や、口呼吸の改善もしないと効果が出にくい

デメリットは上下一体のマウスピース型の装置であるため、お子さんが装着してくれないと効果が出ません。低年齢のお子さんの場合、装置の装着をいやがりつけてくれないことがあります。その場合、治療の協力が得られる年齢まで待ってから、患者さんの協力を得られやすい装置を使用して一期治療を開始します。また受動的な力によって歯を動かすため、一歯ごとの歯の移動はできません。そのため理想的な噛み合わせを獲得するには永久歯列完成後に、歯の排列が必要になります。