パラタルアーチ|奈良の矯正歯科なら【おとなとこどもの歯並び 中山矯正歯科・小児歯科 西大寺】

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パラタルアーチ|奈良の矯正歯科なら【おとなとこどもの歯並び 中山矯正歯科・小児歯科 西大寺】

パラタルアーチ

本日は上顎に装着するパラタルアーチについてみていきます。

基本構成

真ん中にUループの組み込まれた主線と維持装置から構成されています。

固定式矯正装置でドクターが外して口腔外で調整します。

作用機序・目的

1.捻転の改善

2.トルクの改善

3.加強固定

4.臼歯の垂直保持

5.側方拡大

いくつかの作用がありますが、パラタルバーの1番の目的は加強固定です。

加強固定とは・・・固定の喪失を防ぐことを目的として固定を強化することです。

どういうことかというと・・・

このように抜歯して前歯を後方に引っ込めるとき後ろの歯(6本)を固定源として引っ張ります。

その時に固定源となっている後ろの歯が反作用で前方に来てしまうことを固定の喪失と呼びます。

前歯を引っ込めるために抜歯をしてスペースを作っているのに、そのスペースに後方の歯が動いてきてしまったら困りますよね。

そこでパラタルバーはラグビーのスクラムのように後方の歯を一塊に組ませて、抜歯スペースに反作用で動いて行かないようにします。

今は歯科矯正用アンカースクリューによって絶対的な固定が得られるため、以前ほどパラタルバーの使用頻度は減りましたが、アンカースクリューを使用するほど絶対的な固定が必要でない症例には、侵襲もなくとても便利な装置です。

監修

おとなとこどもの歯並び  
中山矯正歯科・小児歯科 西大寺 院長

中山 雄司(なかやま ゆうじ)

経歴

  • 2012年3月 
    大阪歯科大学卒業
  • 2018年3月 
    大阪歯科大学大学院歯学研究科博士課程終了
  • 2019年4月 
    大阪歯科大学 歯科矯正学講座 助教
  • 2021月4月 
    大阪歯科大学 附属病院矯正科 診療主任
  • 2021年12月 
    日本矯正歯科学会認定医取得

資格・所属学会

  • 歯学博士
  • 日本矯正歯科学会認定医
  • 日本矯正歯科学会
  • 近畿東海矯正歯科学会
  • 日本舌側矯正歯科学会
  • 日本顎変形症学会
  • 近畿矯正歯科研究会
  • 日本顎関節学会
  • 日本歯科医学教育学会
おとなとこどもの歯並び  中山矯正歯科・小児歯科 西大寺 院長 歯学博士 日本矯正歯科学会認定医 中山 雄司

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