正常咬合(正しい噛み合わせ)|奈良の矯正歯科なら【おとなとこどもの歯並び 中山矯正歯科・小児歯科 西大寺】

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正常咬合(正しい噛み合わせ)|奈良の矯正歯科なら【おとなとこどもの歯並び 中山矯正歯科・小児歯科 西大寺】

正常咬合(正しい噛み合わせ)

矯正治療とは言ってしまえば不正咬合を治療して正常咬合を確立する治療です、つまりまずは正常咬合とはどういうものかを知っておかなければ矯正治療(不正咬合を治すこと)はできません。

理想的な咬合の成立条件

理想的な咬合の成立条件を簡単に表すと

①上顎と下顎の成長がちょうどいい

②顎骨の大きさに対して、歯の大きさがちょうどいい

③正常な咬合接触関係

④口腔周囲筋のバランスが正常

⑤歯肉炎・歯周炎がない

⑥顎関節が正常

これらの条件が揃わないと理想的な咬合とは言えません、それぞれ説明していきます

①上顎と下顎の成長がちょうどいい

 

 

当たり前ですが、上顎と下顎の成長のずれが過度にある場合正しい咬合を作ることはできません

 

 

 

②顎骨の大きさに対して、歯の大きさがちょうどいい

 

 

 

歯が歯槽骨に理想的な角度と位置にバランスよく並んでいることが重要です

 

 

③正常な咬合接触関係

正常な咬合接触関係はあげればキリがないですが代表的なものをあげると

・上顎の前歯は下顎の前歯の唇面の3分の1を覆う

 

 

 

 

・咬頭(歯の尖っているところ)と窩(真ん中の凹み)で噛んでいる

 

 

 

 

 

 

 

・山と谷でしっかり噛んでいる

 

 

 

 

 

 

上記のような咬合接触関係があれば毎日カチカチ噛んでも歯列は安定します

④口腔周囲筋のバランスが正常

内側からは舌圧、外側からは唇の圧力、ほっぺたの圧力がかかり歯列は維持されています

 

 

 

この舌と口腔周囲筋のバランスをバクシネータメカニズムと言います

 

 

 

 

このバランスが狂うと・・・

 

 

このように開咬(前歯が全く噛み合わない)になったりします

 

 

⑤歯肉炎・歯周炎がない

これも当たり前ですが歯列を支える歯周組織が崩壊すると歯列も崩れてしまいます

⑥顎関節が正常

顎の関節が正常に機能するということも正しい噛み合わせには重要なことです

上記の条件が揃わないとほんとに正常な咬合とは言えません、矯正治療の目標は歯並びをきれいにするだけでなく、咀嚼機能の工向上もあります、正常咬合をきちんと理解した上で矯正治療を行なっていきたいと思います

 

 

 

 

監修

おとなとこどもの歯並び  
中山矯正歯科・小児歯科 西大寺 院長

中山 雄司(なかやま ゆうじ)

経歴

  • 2012年3月 
    大阪歯科大学卒業
  • 2018年3月 
    大阪歯科大学大学院歯学研究科博士課程終了
  • 2019年4月 
    大阪歯科大学 歯科矯正学講座 助教
  • 2021月4月 
    大阪歯科大学 附属病院矯正科 診療主任
  • 2021年12月 
    日本矯正歯科学会認定医取得

資格・所属学会

  • 歯学博士
  • 日本矯正歯科学会認定医
  • 日本矯正歯科学会
  • 近畿東海矯正歯科学会
  • 日本舌側矯正歯科学会
  • 日本顎変形症学会
  • 近畿矯正歯科研究会
  • 日本顎関節学会
  • 日本歯科医学教育学会
おとなとこどもの歯並び  中山矯正歯科・小児歯科 西大寺 院長 歯学博士 日本矯正歯科学会認定医 中山 雄司

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